Adventurer3 Pro[6] コトコト音
印刷中に「コトコト」という異音が聞こえたことはありませんか?
これはエクストルーダーがフィラメントを正しく送り出せていないときに発生するサインです。放置すると造形が失敗する可能性が高いので、早めに原因を確認しましょう。
主な原因
- ノズルがビルドプレートに近すぎる
→ フィラメントが押し出されても出口がふさがってしまい、出てこない。 - ノズルの温度不足
→ 設定温度に達しておらず、フィラメントが溶けずに詰まる。 - ノズルの詰まり
→ 長期間使用や異物混入によりフィラメントが通過できない。 - フィラメントの送り不良
→ リールの引っ掛かりや劣化でスムーズに送られない。
確認のポイント
- 印刷面を観察すると、フィラメントが薄くなっている
- フィラメントリールが回っていない
- フィラメントを手で軽くつまむと、送られているかどうかがわかる
これらが確認できたら、送り出しが正常かどうかすぐ判断できます。
そのまま印刷を続けると…
- 造形物の一部が欠ける
- ラブル(トラブル)で完全に失敗する
結果的に材料も時間も無駄になってしまうので、早めの対応が大切です。
対処法
- ノズル温度・Zオフセットを調整して様子を見る
- フィラメント経路の確認(リールやチューブの引っ掛かりをチェック)
- ノズルのクリーニングを行う(専用ニードルやクリーニングフィラメント)
それでも改善しない場合は、ノズルの寿命の可能性があります。お金に余裕があれば、新しいノズルに交換してしまうのが確実です。
異音は「失敗の前兆」です。音に気づいたら、ぜひ早めにチェックしてみてください。