Adventurer3 Pro[1] 3Dプリンター

3Dプリンターを買いました。色々な種類がある3Dプリンターです。本格的なものは高額ですが、今では個人で購入できる安価なものがあります。3Dプリンターの話はいっぱいネットで探せるので、他の私のブログと同じように個人的な覚書として書いていきます。価格を重視するとやはり、「熱溶解積層方式(FDM(Fused Deposition Modeling))」ですね。数万円から10万円以下で買えるのでお得かなと思います。私はあくまでも、趣味レベルで治具が作れればいいということで、FDMを選びました。FDMプリンターも色々なメーカーから出ているので好きなのを選べばよいと思います。私はあまりスペースを取られたくないということと、埃除けを考えてむき出しではないボックスタイプのAdventurer3 を選択しました、Adventurer4だと少し家に置くには大きいですしね。

ネットで調べると、おすすめという記事があるので参考にしてもらえばいいと思いますが、私が見た限りでは結構バイアスがかかっている気がします。なので、あまり評判を気にせず選択してもいいかとは思いますが、あくまでも自己責任ということで。

Adventurer3 Proはカメラが付いていますが、あまりカメラは必要ないかなと思います。どうせ、近くで印刷しているのでしょうから。低価格品には珍しく、フラットプレートがガラスです。これは意見が分かれると思いますが、耐久性を考えると悪くはないかなと思っています。

この機種は500gのフィラメントしか内蔵できません。ある程度使うと500gはあっという間に使ってしまいますし、購入価格も1kgのほうがはるかに安いので、これは欠点かなと思います。フィラメントを外に出すことも可能なのでフィラメントを外に出すアダプタを用意するつもりなら気にならないかもしれませんが要注意です。私の場合は、フィラメント乾燥機を別に買ったのでこれを外だしフィラメントアダプタとしています。

今後色々書いていきたいと思いますが、フィラメントは標準で付いてくるPLAが安くていいと思います。こだわるならいろいろな色や材質もあるので好みで選べばいいでしょう。フィラメントには適性の温度などがあるので使用できるかどうかの確認は必要です。

私もまだ使い始めて数か月なので経験は浅いですが、今までの経験から以下のアドバイスをしておきます。

1.フィラメントは水分を吸うと糸引きが酷いので必ず乾燥させて使う。私は乾燥機を買いました。

2.台座(フラットプレート)は接着することも剥がすことも重要です。色々調べる接着力が結構重要のようです。なぜなら、接着力がないと印刷物がずれていきますし、薄いものだと反りを誘発します。しかし、接着力が強いと印刷物を剥がすのが非常に大変になります。この兼ね合いが難しい。私は接着力をスティック糊にたよることと、剥がしやすくするために、底面に複数の穴をあけて面積を少なくするように設計してます。ラフトは定着が良いとは思いますが、後処理が面倒です。

3.印刷物は印刷後は暖かく柔らかいので、すぐにフラットプレートから剥がすと印刷物がゆがみます。十分温度が下がってから外しましょう。

4.フラットプレートの温度を高めにするといつまでも印刷物が冷えないのであまり高くしないほうが良い。私は30度にしてます。

5.ラフトって何かというと印刷物の下に作る餃子で言うと羽になります。このラフトは接着力を高める効果がある一方、剥がしにくくなるということと、後でこのラフトを取るという作業が発生します。なので、私はラフトを作りません。

5.無駄に平面を作るとフィラメントの無駄になるほか、フラットプレートに接着しすぎて取れなくデメリットもあります。なので、面はある程度抜いたほうが経済的にいいと思います。