RaspberryPi[15] Pi 4でUbuntu META Desktop 20.10

最新のRaspberry Pi OSでは何故か、softether クライアントから仮想HUBにrouteが引けないので、 Ubuntu META Desktop 20.10を入れてみました。softether クライアントの入れ方は過去のブログと同じで行けます。また、Raspberry Pi OSでの不具合はUbuntu METAでは置きませんでした。

その後、どうもroutingの動きが異なるようです。ラスパイの場合は、ルータからDHCPでIPをもらえば、下記のようになり、問題なく、ローカルもVPNにもルーティングされるようです。

pi@raspberrypi:~ $ route
カーネルIP経路テーブル
受信先サイト    ゲートウェイ    ネットマスク   フラグ Metric Ref 使用数 インタフェース
default         aterm.me        0.0.0.0         UG    0      0        0 wlan0
192.168.1.0     0.0.0.0         255.255.255.0   U     0      0        0 wlan0
192.168.100.0   0.0.0.0         255.255.255.0   U     0      0        0 vpn_nic

しかし、固定IPを設定するとなぜか、default ルートが消えてしまいます。なので、スクリプトで無理やりルーティングテーブルを書いてあげます。ちなみに、ip route は最後に書かないとなぜか消えてしまいます。aterm.meはNECのルータをしよしているから出ていると思います。

route add -net 192.168.100.0 netmask 255.255.255.0 vpn_nic
route add -net 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 wlan0
ip route add default via 192.168.1.1

Ubuntu MATEはまた動きが違っていて、どうしても固定IPにするとdefault ルートが消えてしまいます。仕方ないので、Wi-Fiの設定はDHCPにして置き、スクリプトで無理やり固定IPを振ることで対応できました。本当に、ルーティングはよくわかりません。

ip address add 192.168.100.130/24 dev vpn_nic

Ubuntu METAはRaspberry Pi OSとは異なり、ssh や vnc を自分でインストールしないといけません。これは、結構面倒くさい。

Ubuntu META Desktopはイメージ上がっているので、ここからダウンロードしてSDにイメージ書き込みを起こってRaspiに刺して起動するだけでインストールは終わります。私は62bit版をインストールしました。下記のページ詳しく書かれているのでここでは書きません。

【初心者向け】Raspberry PiにUbuntu MATE 22.04 LTS(日本語)をインストールする手順

あとは、openssh-serverをインストールします.

sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install openssh-server

vncはTigerVNCをいれてwindowsからVNCコネクトで接続させています。xrdpを入れるとwindows標準のリモートデスクトップからアクセスできます。

sudo apt install xrdp

これだけだと、リモートデスクトップで接続したときに、以下のエラーダイアログが出ます。

 "Could not acquire name on session bus." 

これを回避すす為に、~/.xsession を作って、以下の三行を書きます。

unset DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS
unset SESSION_MANAGER
mate-session